☆サイロを構成する生薬個々の働き
- シャクナゲ葉・・・腎の働きを盛んにし、排尿機能を整えて血圧を調節します。
- 吉草根・・・大脳皮質中枢の異常な興奮を抑制し、鎮静する働きがあります。
- 川芎・・・血行を促進し、吉草根の作用のお手伝いをします。
- 槐花・・・血管を強化し、毛細血管の止血をする働きがあります。
- 決明子・・・溜まった便を排出して血圧が上がるのを防ぎます。
☆サイロヤングを構成する生薬個々の働き
- 黄柏・・・腎・膀胱の炎症を抑えます。
- 黄耆・・・不必要な水分を取り除く働きがあります。
- 釣藤鈎・・・血圧を降下させながら、神経の高ぶりを鎮めます。
[当帰・川芎・芍薬・地黄]・・・4つの生薬が互いに助け合って、血行を盛んにし、ホルモンの分泌を盛んにします。
高血圧のタイプと血圧を上げる要因
高血圧症は大きく分けて二つのタイプに分類することができます。まず一つ目は腎臓の病気などの原因がはっきりしている2次性高血圧症(何かの病気に続くという意味での2次)と原因が不明である本態性高血圧症です。高血圧症の約95%は本態性高血圧症といわれています。
☆肥満
内臓脂肪型の肥満は特に血圧が上昇しやすいので、適度な運動と食事制限を行い、BMIにも注意して減量してください。
☆動脈硬化
加齢とともに動脈硬化は進行していきます。動脈硬化の原因として、油物が多い食生活や運動不足、喫煙などが挙げられます。3つとも心当たりのある方は要注意です。しかし、健康的な食生活・運動を実践されている方はその進行を遅らせることもできます。
☆食塩の摂り過ぎ
体内にナトリウムが多いと水分がうまく排泄されず、血圧が上がります。塩分摂取を控えめにし、カリウムの多く入った食品を摂るように心がけてください。 塩の理想摂取量(10g:厚生労働省/5g:WHO)
☆ストレス
精神的ストレスや肉体的ストレス(睡眠不足・疲労)は血圧を高くします。
☆喫煙
タバコに含まれるニコチンは直接血圧を上げます。また、タバコにより動脈硬化が悪化することによっても血圧が上昇します。
☆遺伝
高血圧は遺伝することがわかっています。ご家族に高血圧になっている方がいたら要注意です。早め早めの対策が必要です。
☆その他
温度の刺激によっても血圧は上昇します。冬場の風呂には特に気を付けてください。
*サイロ・サイロヤングは第2類医薬品です。