相談薬局

漢方薬は相談薬局で相談して買いましょう

「相談薬局で漢方薬を買ってください。」というには理由があります。
あなたの体をあなたの住む家だと仮定しましょう。
今、あなたの家が傾いていてそれを直そうと考えています。
ここで考えることは ①自分で直す ②業者に頼む かです。
①を選んだ場合、自分で修理個所を探し、ホームセンターで材料を買い、自分で補修をします。
しかし、たいていの場合自分で修理できるところは自分が見える範囲で修理個所は安易に補修できる場合に限られます。
つまり、隠れた場所で、あるいは補修すべきところが重大な場合は一人で修復は不可能なので家の調査や丁寧な仕事のできるプロに頼むしかないのです。
これは、漢方薬を購入する時にも当てはまります。 自分の体や心の調子が悪く漢方薬を買おうと考えた場合、①インターネット・ドラッグストアで薬を買う ②漢方専門の相談薬局で買う のどれかで迷います。 ①を選んだ場合はあなたの体を診ることはまずないでしょう。インターネットの場合は100%ありません。薬剤師や登録販売者の前にあなたはいないのですから。さらに電話で相談するから大丈夫と思われるかもしれません。   あなたはそれでいいですか?   大事な家を電話で相談しただけで、材料をインターネットで買って自分で修理できるでしょうか? 家の状態が手におえなければ業者に頼むでしょう。さらに修理が簡単と思っていても実際には重症で見落としている場合もあるでしょう。そして、その判断があだとなり状態が悪化して建て直さないといけない事態なる可能性もあります。家は建て直せば済みますが、人間の体は無理ですよね。   ここで東洋医学の診断法について説明します。 東洋医学では四診(望・聞・問・切)というものが存在します。 望・・・見た目から判断する。顔色が赤いとか顔色が青く調子が悪そうとかを診ます。(家の外観の不具合を診る) 聞・・・あなたの体から出る音を聞きます。例えば、声の調子が悪いとか変な音の咳をしているなど音からあなたの体の調子を診ます。(家をハンマーで軽く叩いたり、家のきしむ音から不具合を調べる) 問・・・いわゆる問診です。薬剤師・登録販売者などがあなたの体の悪いところを聞いていきます。(家の住人から家の悪いところを聞きます) 切・・・体を触ったり、脈を診ます。これには薬剤師・登録販売者以外の資格が必要です。当薬局では鍼灸師の資格を持っているので脈診をすることができます。(機械などを使って家を非破壊で検査)   患者様の漢方薬を選ぶ時にこれだけの過程が必要となります。   相談薬局で買わないと損ですよね。